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Oct 14, 2010

Viva Chile, vivan los mineros Chilenos!

さきほどチリの落盤事故で救助を待っていた最後の一人が救助されたと報道がありました。 長かった約2ヶ月間!世界の英知が結集された今回の素早く安全な救出活動でした。 チリの皆さん、本当におつかれさまでした。そして、おめでとうございます。 また、チリ=佐竹 と思い出して下さる方も多く、今朝までにたくさんのメッセージやお電話を頂戴致しました。 改めて御礼を申し上げます。皆さんからの伝言は、チリの友人らに伝えます。 まだ未定ではありますが、今回を機に、チリの友人らと「チリそして日本の今を知る(仮題)」というテーマでの共同企画が持ち上がっています。皆さんには、これからも教えていただくことが多いと思います。どうぞよろしくお願い致します。 

日本で暮らす我々の生活とチリは、主に鉄鉱業、農産物らを通じて密接に関わっています。 両国について、そして南米と日本のつながりについて、今回の出来事を一過性のものとして風化させてしまうのはもったいないと考えています。今回世界中が見つめ続けた今回のチリ鉱山でのアクシデントから学ぶことはたくさんありそうです。現在チリに行っている新潟在住のチリ人・アレクシーさんが帰国しだい、お話を聞く会を開催予定です。 

チリ人の友だちとチャットやメールなどを通して話をしていると、救出をされてもちろん 「うれしい!」「感動!」「興奮!」「心配(特に救出中)」といった声が良く聞かれましたが、そこにもう一つ、「誇り」という言葉が目立ちました。 この「誇り」について、「もう少し具体的に説明をしてくれない?」とお願いすると、このような返事が戻ってきました。 

「チリの最高の技術者たちが、鉱夫たちを救出するために集結。智恵を絞って実現をさせた技術に対して。チリ人鉱夫たちの忍耐強さはもちろん、見守っていた鉱夫の家族、そして国民の絆。国中が一つになっていたことを感じた(彼女はここで、愛国心という言葉を使っていました)。これがチリ人の私にとっての誇りです。そしてこのプライドは私たちにとってとても大切なものなのです。」 

反対に、今回の一連の報道について疑問を感じていた人もいました。 「過剰な報道に実はうんざりしています。メディアは、どこの局が最初にスクープを獲得するかということに躍起になっています。お祭り騒ぎの興奮の中で、一体、今回の責任の発端はどこにあるのかが見えにくくなっています。」 

もちろん、今回の救出を見守って来た世界中の人たちが今日大きな喜びを感じています。 ただし、「本当のこと」「知らなければいけないこと」も、チリや南米とお付き合いをしている私たちも知っておく必要があることも感じています。

でも今日は・・・ライブ映像中にもチリの鉱夫やサポーターたちが大きな声で何度も叫んでいたこの言葉を皆さんと共有したいです。

Viva Chile, vivan los mineros Chilenos!

チリ万歳!チリの鉱夫たち、万歳!

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