ちりもやプロジェクトについて

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Feb 13, 2011

チリで支えて下さる方々

ちりもや地下鉄図書館プロジェクトを応援して、実際に本を選んで下さったり、寄付をして下さる日本の方々と同様に、チリにも今回の試みを知って支えて下さる方々がたくさんいます。

チリ留学時代の友人たちやホストファミリーの方々はもちろん、今回いろいろとチリの図書事情を調査するなかで、図書館関係者や出版関係者の方々に問い合わせていく内に、親しみを感じてくださるようになり、実際にお会いする日を楽しみにしていただいている方々がいます。

チリの商工会議所の方には、チリの書籍について質問をさせていただいた際に、Instituto Cultural Chileno-Japonésという組織をご紹介いただきました。こちらでは、ちぎり絵、習字、生け花、囲碁、盆栽、日本食、日本史、マンガ、編みぐるみ・・・などの教室を常時開催し、チリの方々に日本の文化を伝えるという活動をされているそうです。こちらのHPには、すでに「日本からMAUがやってくる!」という書き込みがされていてびっくり。きっとチリの方々は、「いったい誰なのよ。」と思っていらっしゃることでしょう。

文化&広報担当のマリア・クリスティーナさんは、「日本の方が、私たちの国の本、出版事情にこんなにも関心を持って下さるなんて、本当に驚くと共に、ありがたく思っています。」と言っておられました。そして、日本の紙芝居を持って来て欲しい、とのリクエストがありました。

現在、彼らは5つの紙芝居をお持ちで、各学校などで日本の文化を紹介するためにまわっていらっしゃるそうですが、いわゆる日本昔話を5作で、聞く方々は(そしておそらく読む方も)少々飽きてしまっているのだそうです。もうすでに100リットルのバックパックにはあまりゆとりが無いのですが、そんなお願いをされては、持って行きたくなるのが人情です。急遽、以下の3作を注文しました。

すみません、今回は私の独断で選びました!

また、チリで現在出版業を営まれているエルナンさんという方とも今回お会いできることになりました。

「なぜチリでは書籍の値段がこんなにも高いのですか?」という突然の問いかけに、「チリでは書籍の45パーセントは書店の取り分になる上に、19%の税金がかかってくるのです。また、チリの歴史や教育の関係で、チリ人には本を読む習慣が根付いていないのです・・・。」とお返事をいただきました。エルナンさんは「私たちの出版社は世界的な賞を受賞していますが、チリの人たちは誰もそのことを知らないと思います。それでも私は本が大好きです。自分の仕事に情熱と誇りを感じています。」とおっしゃっていました。
地下鉄「チリ大学駅」から徒歩5分というオフィスにお邪魔するのが楽しみです。いろいろとお話をお聞きしてきます。

また今回、皆さんからの後押しをいただき、チリの地下鉄図書館への絵本の寄贈式を開催していただくことになりました!絵本をかついでやってくる日本人は相当珍しいようです。
日程は3月2日〜7日のどこかで現在調整をしていただいています。

皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。





新潟からチリへ!チリから新潟へ・・・
何かつかんで帰ってきます。














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